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PMの私がチームとの向き合い方で大切にしていること

はじめに

株式会社フォトラクションでプロダクトマネージャー(PM)をしています千葉由孝と申します。

Photoruction Advent Calendar 2021の11日目の記事です。 私は、非IT企業から転職して開発経験もないままPMを任されました。その後、まもなく新規サービスの立ち上げに携わることになります。そんな怒涛のような経験の中で、プロジェクトで発生する問題の向き合い方やチームメンバーとの向き合い方がチームを構築する上で特に大切だと感じました。自分の経験と学んだことを整理して書いてみましたので何かの参考になったらうれしいです。

 

自己紹介


少し私の自己紹介をします。私は前職で、事務所ビルやマンションなどの大型物件の施工管理を担当していました。いわゆる現場監督です。

突然ですが、建設現場で働く職人さんはめちゃめちゃかっこいいのって知っていますか?

自分たちが作ったものに対するプロ意識が非常に高く、使う人のことをいつも考えています。その妥協しない仕事振りはとても魅力的でした。こういう人たちが日本の建設業を支えていると思うととても誇らしい気持ちになります。また、建設業は建物や道路など生活の基盤を作る重要な産業です。

魅力がたくさんある一方で、現場監督の仕事は書類と格闘する長時間労働の日々でした。紙図面を持ち歩き、毎日現場で検査を行ったりと、職人さんが帰ってから夜遅くまで大量の書類作成に追われます。そんな日々を過ごすうちに、建設業で働く人々をもっと楽にする方法はないのかと考えるようになりました。そして、現場で培った経験を活かしかゆいところに手が届くプロダクトを作りたいという思いで転職しました。

建設業のことばかり書いてしまいましたが、私はそんな建設業が大好き人間です。この情熱でPMとして今日まで活動してきました。

 

チームを構築するために大切にしていること


私は、建設業のドメイン知識は自信がありましたが、それだけでは良いプロダクトを作ることはできません。PMの仕事はビジネス、テクノロジー、UXの領域が必要になります。ですがこの広い領域のスキルを一朝一夕で身に着けることは当然ながら難しい。そのため、スキルや知識がある人に協力を得たり、スキルを補完し合う関係性をチームで構築していくことが大切になります。

そのために私が意識していることは以下の2点です。

1.問題が発生したら自分ごと化してチームメンバーに共感し行動する

2.相手との目線合わせや役割の理解を大切にする

 

1.問題が発生したら自分ごと化してチームメンバーに共感し行動する


どのプロジェクトもそうだと思いますが、進めていく中で、大なり小なり様々な問題が発生します。チームの問題を解決に導くのもPMの役割です。私は、チームメンバーが直面する問題を人任せにせず、自分の問題として捉え、当事者意識も持つようにしています。

その上で、対応するメンバーの置かれた状況や気持ちを理解するところから行動を起こすようにしています。自分で解決できそうなら静観して見守ります。困っていたら一緒に手伝います。もしくは他のメンバーを巻き込みチームで解決するように支援をします。メンバーの気持ちに共感し、その人が力を発揮しやすい解決策を考えることも大切だと思います。

この大切さに気づいたのは、あるプロジェクトで起きた出来事がきっかけでした。担当エンジニアは実装方法について悩んでいたのですが、自分の領域外だと思い、エンジニアに任せっきりにしてしまいました。エンジニアは課題を抱えたまま、時間が経ち、リリースの延期など大きな問題に発展することになりました。私の当事者意識が欠けていたことが、課題の放置に繋がってしまったのだと思います。

 

2.相手との目線合わせや役割の理解を大切にする


PMの仕事は開発からビジネス領域まで多岐にわたるので、他部署の人と会話や議論をする機会が多くあります。私が意識しているのは、その人がどういう目線でプロダクトについて話しているのかを理解することです。

時には、さらに進んでその人の思考のプロセスをトレースするくらいその部署の人になりきることを意識しています。少し過剰かもしれませんが、それくらい意識しないと他人を理解することが難しいからです。

例えば、営業の人であれば、どういう伝え方が顧客に刺さるのか、顧客の業務がどのくらい改善されるのか、競合他社との違いや優位性は何なのかといったことを考えているかもしれません。

エンジニアであれば、実装する機能を顧客がどのように使ってくれるのか、実装にモダンな技術が使われているのかといったことを考えているかもしれません。(あくまで一例なのでみんなそうというわけでなく、目線が違うということが伝わればありがたいです。)

また、その人を理解するには、どんな業務をやっているのか役割を理解することも大切です。

以前は、他部署の方と話すときになかなか理解してもらえず苦労していたことが多かったですが、相手の役割や目線の理解し、準備をしっかりして相手目線で話すことで、共通理解を作りやすくなったと感じています。

 

まとめ


PMになって1年半余りの経験を通して、プロジェクトの問題の向き合い方、チームメンバーや関係者との向き合い方について記載しました。

不確実なプロダクト開発の中で、日々起こる問題を乗り越えていけるチーム作りが必要ですし、そのためには、関係者の協力を集め、必要なスキルを補完し合う関係性を構築していくことが大切だと感じています。

これからも建設業で働く人々に役立つプロダクト作りに邁進していきます。

読んでいただきありがとうございました!

 

 

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